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単語を知っているだけでは音は聞きとれない リスニングに必要な2つの能力

公開日: : 最終更新日:2014/08/11 リスニング勉強法, 英語の勉強法

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「文字を見ながらなら聞き取れるけど、音声だけだと聞きとれない」

多くの人がこういった経験をしたことがあるのではないでしょうか?

実際に英語の会話をするとなれば文字は存在しません。相手が発した音だけを頼りに内容を理解しなければなりません。

リスニングの難しさはそこにあります。リーディングと違いリスニングは一瞬で音が消えてしまいます。そして、その一瞬で内容を把握しなければなりません。内容を把握するには音を正確に聞き取る必要があります。

つまりリスニングには「一瞬で内容を把握する能力」「音を正確に聞き取る能力」この2つが必要になるということです。

この記事ではこの2つの能力について見ていきます。

photo credit: Will Folsom via photopin cc

音を正確に聞き取る能力について

まず、音を正確に聞き取る能力について説明していきます。なぜ音が聞きとれなくなってしまうのか、どうすれば聞き取れるようになるのかの2つを解説していこうと思います。

発音を知らない単語は聞きとれない

「発音を聞いただけでその単語の意味がわかる人」と「文字を見なければ意味がわからない人(発音がわからない人)」どちらがリスニングで良い点を取れるでしょうか?

普通に考えて発音を聞いただけで単語の意味がわかる人のほうがリスニングでは良い点を取ることができます。

リスニングにおいて文字を見なければ意味がわからないという人はその単語を知らないのと同じです。当たり前ですがリスニングは音がすべてです。音から意味を汲み取らなければなりません。

もし、英語ができるようになりたいと考えているのなら、英語の発音は必ず身につけなければなりません。いくら単語を知っていても発音がわからなければ英語を聞き取ることはできないからです。

中にはスペルからなんとなく発音をイメージしている人もいるでしょう。イメージした発音と実際の発音が近ければその単語を聞き取れる可能性は上がります。しかし、もしイメージした発音と実際の音が違かった場合、単語自体は知っているにもかかわらず聞き取れないということが起きてしまいます。

せっかく単語の意味を覚えていたのに発音を意識していなかったせいで聞きとれない。非常にもったいないです。正しい発音を再び学び直さなければなりません。これでは二度手間です。単語を覚える際、発音を聞かないというのは効率の悪い勉強法なのです。

しかし、単語の発音を完璧にマスターしていたとしても聞きとれないことがあります。

単語のときの発音と文章になったときの発音

単語それ自体の発音とその単語が文章に組み込まれたときの発音は違うことがあります。Let it goはとてもいい例です。一語一語発音すれば「レット・イット・ゴー」になりますが、実際に聞こえてくる音は「レリゴー」もしくは「レディゴー」です。これは前後の音が繋がったり、音が脱落、消えてしまうからです。言語にはこのようなことがよく起こります。つまり単語の発音を正確に知っていても文章になった途端聞き取れなくなってしまうことがあるのです。

参考:「Let it go」はなぜ「レリゴー」と聞こえるのか?[アナと雪の女王]

そして文章になるとリズムとイントネーションが生まれます。英語には英語のリズムがあり、日本語には日本語のリズムがあります。2つのリズムは別物であり、私たちは英語のリズムに慣れていません。その結果、英語がうまく聞きとれなかったり、発音がうまくいかないといったことが起こるのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

ネイティブの発音を繰り返し聞く

英語の発音とリズム・イントネーションに慣れるための方法は限られています。絶対にやらなければならないことはネイティブの発音を繰り返し何度も聞くことです。

当たり前ですが、英語の発音はネイティブが一番よく知っています。今の時代、インターネットやスマホのアプリなどを使えば簡単にネイティブの発音をきくことができます。彼らの発音をたくさん聞くことで英語のリズム・イントネーションに慣れます。

しかし、聞くと言ってもただ聞き流しをしていても効果はありません。リスニングの練習をする際にやっておいたほうがいいことを紹介していきます。

ディクテーション

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ディクテーションとは聞いた音声を文字に書き起こすことです。非常に難しいです。音が聞きとれなかったり、速すぎて追いつかなかったりと最初はまったくできないでしょう。
そのときすぐに答えを見るのではなくわからないところがあれば何度もそこを聞き、なんと言っているのか必死に考えてください。そして、もう絶対無理というところまできたら答えを見てください。そのとき聞きとれなかった所が知らない単語であれば仕方ありません。もう一度音声を聞きその単語の発音を忘れないようにしましょう。しかし、もしわからないところが知っている単語であったら、なぜ聞きとれなかったのか考えましょう。

「意味は知っていたけれど発音は知らなかったのか」
「速すぎて聞きとれなかったのか」
「前後の単語と音が繋がり発音が変わってしまったのか」
「そもそも自分が考えていた発音と違ったのか」

なにかしら理由があるはずです。その理由を明らかにし、再び音声を聞きましょう。

ディクテーションをする際に気をつけて欲しいのは音を聞き取ることだけに集中しないということです。リスニングで大事なのは音を正確に聞き取る力と瞬時に内容を理解する力です。ディクテーションをしながら意味も考えてください。どんなことを話しているのかイメージしながら音を聞き取ることが大切です。意味の推測と音の書き取りの2つを行うことで、リスニングに必要な能力が身に付いていきます。

photo credit: Audringje via photopin cc

音読

ネイティブの発音を聞いて満足していてはいけません。実際に自分で発音してみましょう。自分が発音できない単語は聞きとれない可能性も高いです。

音読をする際はリズム・イントネーション・アクセントを意識し、ネイティブの発音を完全に真似するように音読することが大切です。音声を追いかけながら音読をするシャドーイングというやり方が非常に効果的です。詳しくは「英語力を底上げする「シャドーイング」のやり方とその効果」をご覧ください。

TOEIC新公式問題集を使う


TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

TOEIC新公式問題集というものがあります。これはTOEICテストを作っている会社が出している問題集で非常に質が高いです。特にリスニングではアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア(ニュージーランド)の4つの国の発音が収録されています。英語の発音は国によって違います。日本ではアメリカ英語を中心に英語教育を行っているため、イギリスやオーストラリアの発音は聞き取りづらいという方が多いと思います。もし様々な国の発音に慣れたいのであれば、TOEIC新公式問題集を使ったリスニングをオススメします。

TOEIC新公式問題集では解説のところにナレーターの国籍が記されています(Vol.4とVol.5のみ)。音声を聞き、解説を見ればどこの国の発音なのか一瞬で確認できます。これを利用し、様々な国の発音に慣れることができます。上で紹介したディクテーションをしてもいいですし、音読をするのもいいでしょう。(TOEIC新公式問題集については「TOEICリスニング対策をするなら新公式問題集のCDを繰り返し聞こう」をご覧ください。)

 

一瞬で内容を把握する能力

リスニングで求められる力の2つ目「一瞬で内容を把握する能力」について説明していきます。主にどうすれば一瞬で意味を把握できるようになるのか解説していこうと思います。

英文を頭から訳していけるようにする

英語を日本語に訳すとき、後ろから訳していく人が多いと思います。これは日本語と英語とでは語順が違うためです。しかしこれの弱点は一回最後まで文章を読む(聞く)必要があるということです。最後まで読んでから、後ろから前に向かって訳していくため少し時間がかかります。リーディングならまだいいですが、リスニングは文章が次々と読まれていきます。最後まで聞いてから後ろから訳すという方法を取っていると音声に処理が追いつきません。その結果訳せないところがでてきてしまいます。そうならないように頭から英文を訳していけるようにしましょう。リーディングであれば読解スピードが上がり、リスニングでは素早く内容を把握する力がつきます。

英文を頭から訳していくためには、音読が効果的です。詳しくはこちら

英語を英語で理解する

英文を頭から訳していける状態になればかなり英語力は上がっています。しかし、それだけではまだ足りません。英文を日本語に訳さず英語で理解できるようになったとき本当の英語力が身につきます。英語を英語で理解できる状態のことを「英語脳」と言います。この英語脳を作ることができればリーディングでもリスニングでも一瞬で内容を理解できるようになるのです。

英語脳を作る方法については「英語脳とはなにか?英語脳の必要性と勉強法について」に書いたのでそちらをご覧ください。

 

まとめ

リスニングには2つの能力が求められます。「音を正確に聞き取る力」と「一瞬で内容を把握する力」です。

音を正確に聞き取るためには、「ネイティブの発音を聞く」「ディクテーションをする」「音読をする」この3つが効果的です。

一瞬で内容を把握するためには、「頭から英文を訳す癖をつける」「英語脳をつくる」この2つが重要です。

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